Mac OS X Java6 の src.jar のありか
Leopard の初期インストール状態で、Java5が使えるようになっていて、Eclipse から Javaクラスライブラリのソースコードも確認できるのですが、Java6(64bit)に切り替えるとソースコードの確認ができなくなります。
これは、/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.5.0/Home 配下にはsrc.jarが置かれているのに対し、/System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.6.0/Home 配下にsrc.jarが置かれていないことが原因です。
解決方法は2つあります。
後者の手順は次のようになります。ADC Member Site に会員登録している必要があります。
- ADC Member Site に入る。
Mac Dev Center のページから、"Mac Developer Program"の下に見える"Member Site"をクリックし、loginする。 - Downloads > Java とクリックを進め、Java関係資料のダウンロードページに入る。
- Java for Mac OS X 10.5 Update 4 Developer Documentation (dmgファイル)をダウンロードし、インストールする。
現時点で、Update 5 が最新なのですが、インストールに失敗しました。含まれるファイル構成は Update 4 と同じなので、これで十分と思います。このインストールによって、1.4.2, 1.5.0, 1.6.0 のJavaの各バージョンのdocs.jar, appledocs.jar, src.jar がそれぞれのJavaVMのHome配下に置かれます。尚、Update 2, Update 4, Update 5 は、1.4.2, 1.5.0, 1.6.0 のjarを含んでいるのに対し、Update 1 は、1.6.0 のみとなっています。
せっかく、docs.jar も入手できたので、Eclipseに外部Javadocとしてセットする方法も書いておきます。SunのJava APIサイトを外部Javadocとして利用する場合は必要ありません。
- Preference > Java > Installed JREs で、"JVM1.6.0" の行をダブルクリック。
- 該当するライブラリのリストをすべて選択して、Javadoc Location ボタンを押す。
- Javadoc in archive をチェックして、External file がチェックされている状態で、以下を入力
- Archive path:に /System/Library/Frameworks/JavaVM.framework/Versions/1.6.0/Home/docs.jar をセット
- Path within archive: に docs/api をセット
- 参照する場合は、参照したいクラス名やメソッド名にカーソルを置き shift-F2 を押す。
ところで、ADC Member Site に置かれている Java for Mac OS X 10.5 Documentation の方には次の3つのドキュメントが含まれています。Xcodeを使う場合はこちらもインストールしておくとよいでしょう。
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(09/09/28記)せっかく探した src.jarですが、Snow Leopard だと最初から入っているとのことです。ということで、一番簡単な方法は、Snow Leopard にアップグレードする、でした。orz