Windows Azureの本気

クラウド研究会(プライベート研究会なので公開URLはありません。m(__)m)で、Windows Azureの動向について勉強してきました。以下はAzureについてのつぶやきです。

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  • 昨日のクラウド研究会では、Azureを通してMSの本気を感じました。SQL Azure, PLINQによる互換路線と社内および複数のDCを連携させるAppFabric。まさに全方位戦略。
  • Googleの形がインフラと一体化したクラウドで、thinクライアント(ブラウザ)からアクセスする形態を前提にしているのに対して、MSのAzureはエンドユーザのシステムが対等にクラウドサービスと連携することが前提になっている。つまり、インタークラウドを想定したシステム
  • しかもAzureのKVSはGoogleAmazonよりもスケールアウト性が高い。Consistent Hashingからより分散化を進めたDHTを採用している。
  • これだけやってもMSは勝ちを手中にできたと思っていないだろうね。後から追いかける者のつらいところ。逆にそれだから本気が見える。水面下では耐障害性の問題や手続き型から関数型への移行パスやエンジンの置き換えとかやっかいな問題と戦わないといけない。
  • .@maruyama097先生の受け売りですが、クラウドについてあーでもないこーでもないとか言ってますが、クラウドを契機に技術が変化し、企業システムといえどシステムの構築形態が分散の方向に移行していることに目を向ける必要があります。
  • Azureが用意している分散のための機構を見ていると不連続な変化を強く感じますね。企業はそう簡単にSLAのないパブリッククラウドにはいかないよ、なんて悠長なこと言ってると本質的な流れを見失いますよ。
  • 釈然としませんか。私は関数型というより宣言型であることが重要と思ってます。副作用によって計算が進むモデルでは分散並行は大変なので変えたいということ。RT @kumagi: そもそも分散環境を使い倒すには関数型言語しかない、みたいな流れになること自体が釈然としない。ソースコードから